曲輪姫は七転び八起き

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フランス:ペットショップでの犬猫販売を2024年から禁止へ

数日前のニュースです。

動物愛護の第一ステップとして生体販売を無くすのは、個人的にはいいことだと思います。

買い物ついでにペットショップに行ってみたら、「目が合って、連れて帰って~って言ってたから」などという無知な人間による衝動買いを防ぐことができます。

もちろん、そのように衝動的にペットショップで買ったとしても、きちんとその動物のことを知り、時間と愛情をかけて生涯大切にする人もたくさんいるでしょう。

 

近所のペットショップでも、生体販売をやめ、保護犬猫の譲渡を行うところが増えてきました。日本でもこういった活動がされているのを見るとうれしいですね。

 

コロナ禍でステイホームが増え、ペットでも飼うか!と、飼ってはみたものの、思ったより手がかかるだの、コロナが落ち着いて仕事が始まったからだのといって飼育放棄されたペットがあふれかえっています。

なんと身勝手な人間の多いこと。

命をなんだと思っているのか。

 

 

我が家のワンコも保護犬でした。生後3か月くらいのとき動物愛護センターで出会って引き取りました。初めて会ったときは、目も合わせてくれず、尻尾も振らず、車の中ではただ1点を見つめて静かにしていた姿が今も忘れられません。

「あぁ、自分はまた知らない人間にどこかに連れていかれるんだ」

そんな風に思っていたんじゃないかと思います。

 

私は自分が生まれた時から家にはずっと犬がいました。だから仔犬がどんなに可愛いかも知っています。生後3か月はコロコロ甘えて可愛い盛り。まだまだ赤ちゃんです。なのに、私が今腕に抱いている仔犬は、全てを諦めたような、感情が無くなってしまったような。

この子を連れて帰った日は、私は嬉しさより「この子を幸せにできるだろうか」という不安の方が大きかったことを覚えています。

 

こんなに幼い仔犬でも、捨てられたという事実は心に深く傷をつけます。

それが数か月、数年一緒に過ごしていたあとなら・・・。

 

ペットを飼う前にまず、その動物の生態を勉強して、自分と家族の人生設計にその子たちを組み込んでから、飼うことを検討してください。

歳を取らない人間の3歳児を15年ほど預かると考えてみてください。人間の赤ちゃんも手がかかりますよね。けれどもいつかは自立します。でも犬猫はたとえ成犬・成猫になったとしても、あなたに依存しないと生きていけないのです。

 

それでも飼うと決めたら、ペットショップではなく保護犬猫から。

ここで「保護犬猫は手続きが面倒だし、、」と思った人は、そもそもペットを飼う資格はないでしょう。これは大きなポイントです。人生のパートナーを見つけるのに、「面倒」などという言葉が出てくること自体ありえません。

 

また、好きだけど・好きだから「飼わない」という選択肢も立派な動物愛護だと思います。

 

これからも、あの手この手を使って儲けようとする悪い人間は出てくるでしょう。でも、ペットショップでの生体販売が無くなれば、少しは変わっていくんじゃないかなと思います。

不幸な道を歩むペットたちがいなくなることを願うばかりです。

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