TVドラマ『最愛』
なんとも上質なドラマでした。
殺人ミステリーを軸にしながら、それぞれのキャラクターの心理を丁寧に描き、それを素晴らしい俳優さんたちが演じる。
いや、演じるという感じではなかったかも。実在する人たちなんじゃないのかと錯覚を起こしそうなほど、引き込まれました。
最終回の梨央と大輝の電話は、歴史に残る名シーンでしょう。セリフはもちろんですが、あの大輝の苦悶の表情、仕草。梨央への愛が溢れるワンシーンだったと思います。
松下洸平さん、もう、本当に大輝でしたね。
泣かされました。
愛するがゆえに過ちを侵す。
愛するがゆえに真実を隠す。
誰もが誰かの最愛。真っ直ぐす過ぎて歪な愛もあったけど、愛ってこういういくつもの形がありますね。