曲輪姫は七転び八起き

残り半分の人生を楽しく過ごしたい!アラフォーの終わりなき挑戦。

韓流ファンなら知っておくべき韓国の徴兵制『韓流スターと兵役』

やっぱり韓流ドラマはおもしろい!俳優さんたちもキラキラ輝いていて、日本人ファンが多く居るのも納得。見た目は美しいし、スターのオーラというか本当に後光が差してますよね。笑

そんな気になる韓流スターたちのプロフィールを見ていると、ある文言に目が留まりました。

「兵役は○○年に済んでいる」

そうか、韓国には徴兵制があったんだ。

 

徴兵制があるのはわかっているけど、それだけ。日本には無い制度なので、平和な日本に住んでいるとイメージしにくいですよね。ちょうどBTSの兵役問題も話題になっているので、こちらを読んでみました。

衝撃でした。

まず、韓国と北朝鮮は今も戦争中であるということに改めて気付かされます。休戦とはいえ、70年以上も緊張が続いているなんて。

韓国は日本から気軽に旅行できるし、おいしいものやオシャレなものがいっぱいのイメージが大きいので、その事実には戸惑います。

20代の貴重な2年間を、社会から遠く離れた、閉鎖的な軍事組織で過ごさなければならないのです。

そこには、精神の自由はありません。服従の論理と、肉体の酷使がまかり通っているだけです。

「国と家族を守る」という大義名分のもとで、ひとまず、自分がやりたいことを2年間も封印しなければなりません。

高校を卒業すると、男性は適正検査を受けさせられ、様々な兵役に振り分けられます。(肉体の酷使がない代替任務など数種類あり)

青春を謳歌し、次は大学生活だ!というときに、いきなり銃や爆弾を扱ったり、極寒の雪山で寒さに耐えたり。。読んでいて胸が苦しくなりました。

しかも驚くことに、この2年間の兵役が終わったあとも定期的に訓練があり、兵役が完全に終了するのはなんと40歳

人生の半分は国に縛られるということですね。

ちなみに、徴兵制がある国家は韓国だけでなく、北朝鮮イスラエル、ロシアなど実に50以上もあるようです。

日本人には想像もできない世界です。

 

兵役に就く韓流スターは軍隊でどのような生活を送るのか、また、私たちファンはどうそれを受け入れるのか。著者の康熙奉(カンヒボン)氏が、徴兵制の仕組みや実態をわかりやすく解説しながらそれらを教えてくれます。

 

ページをめくるたびに驚きの連続でしたが、韓流スターが特別な輝きを放つひとつの要因が徴兵制であることには間違いないでしょう。